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パウル・ラダビノット司令がファーストサーバの惨状について演説したらこうなる

先の大規模障害により、ファストサーバ利用者は致命的とも言える第損害を被ってしまった。
奮戦虚しく、多くのコンテンツと貴重なデータが失われ、まさに精も根も尽き果てんばかりであった。
だが、見渡してみるがいい。
この死せる割り当て領域にあっても尚、逞しく花咲かせし/var/www/htmlのごとく、蘇りつつある我等が寄る辺を。
傍らに立つ被害者を見るがいい。
この危局に際して尚、その眼に激しく燃え立つ気焔を。
我等を突き動かすものは何か。
満身創痍の我等が何故、再び立つのか......


それは、全身全霊を捧げ絶望に立ち向かう事こそが、生ある者に課せられた責務であり、サイト復旧に殉じた輩への礼儀であると心得ているからに他ならない。
管理端末の前に眠る者達の声を聞け!
緊急対応に果てた者達の声を聞け!
顧客説明に散った者達の声を聞け!
彼らの悲願に報いる時が来た。


そして今、新入社員までもが動員される。
鬼籍に入った輩と、我等の悲願を一身に背負い、孤立無援の復旧作業に赴こうとしているのだ。
業界が彼等に脚光を浴びせる事が無くとも、我等は刻みつけよう。
名を明かすことすら許されぬ担当者の高潔を、我等の魂に刻み付けるのだ!
旅立つ担当者たちよ。
諸君にファイル一片のローカルバックアップさえ残せなかった我等を許すな。
諸君を再構築に駆り出す我等の無能を許すな。
願わくば、諸君の挺身が、再び同じ過ちを犯す事無き世の礎とならん事を......